オートキャンプに限りませんが、自然に起因するアクシデントはいつどこで遭遇するかわからない厄介でおそろしいものです。近年は無謀なキャンパーが増えたのか、夏になると増水した中洲に取り残されて、救助隊が出動したなどの報道を目にすることもあります。安全なアウトドアレジャーであるオートキャンプでも、ある程度の知識をもっておくのは基本中の基本。危険な場所を判断して、近づかないようにするのは、身を守るための重要な行動です。自然で過ごすのは楽しくても、常に敬意と警戒心を持つように心がけておきましょう
キャンプのアクシデントでは水にまつわるものが一番多くなります。特に山間のキャンプ場では、河川の増水に巻き込まれて一大事になったケースがが一度ならず起きています。有名な例としては玄倉川でグループがまるごと流されたというものがあります。このケースでは警察やダム管理事務所の再三の警告を無視したあげくの結果といわれています。
さてオートキャンプ場なんですが、当初よりオートキャンプを想定して作られた施設の場合は、設計段階で安全な場所を選んでいますし、管理者も駐在していることが多いのであまり心配は要りません。しかし、古くからあったキャンプ場でオートキャンプを許可しているところには中洲にサイトがある所もありますし、河原での完全自前のキャンプともなると、安全は天気のご機嫌次第というリスクがつきまといます。
その土地に詳しくない人が素人判断で河岸段丘の下段にテントを張ったり、中州に渡って設営したりするのはやめましょう。報道でも夏になると、中州にテントを張らないことをたびたびアピールしていますが、キャンプの危険行動については、おそらく中学の保健体育で習っていると思います。河原で流されたというニュースのたびに、「この人習ったことわすれちゃったんだなぁ…」などと…
自然災害の他にも、水にまつわるアクシデントはたくさんあります。夏休みの日曜夕方のニュースでは、きまって毎週川遊びや海水浴にまつわる報道がなされます。中には、その場所に慣れたはずの地元の人の災難も報道されていて、どんなに海や川に慣れている人でも、危ないことがあると教えられます。
キャンプは、最低限のルールは守り十分な注意が必要な遊びです。決められた場所でキャンプをすること、中州にはテントは張らないなどは、マナーでもありますが自分の安全を守るためでもあります。特に、子ども連れの場合は必ず目の届くところで遊ばせましょう。それから、川遊びをするときは複数人で、というのは安全のための鉄則であると、胆に命じてください。
長年キャンプ経験を重ねてくると、慣れが手伝ってついつい油断しがちですが、自然のパワーは想像外に大きなもので、何トンもある石が川の中をころころ(ゴロゴロじゃないですよコロコロと軽やかに)転がっていくのを実際に見ると、もう、ビックリです。ジャンプ場界隈が晴れていても上流は土砂降りかもしれませんし、水辺では決して過信せずに安全に遊んでください。